夜更かし
子どもの頃夜更かしができるのは、正月と決まっていた。
正月になると、「正月パペポ」を見て初笑いをし、近所のお宮さんに、初詣に出かけ、帰ってくると、なんかわからんけど、「アルカトラズからの脱出」など映画を見て、それから寝るっていうことが嬉しくて仕方がなかった。
それが、中学生くらいになると、深夜ラジオと深夜番組にはまり、大学生になると昼夜が逆転の生活。
おまけに、深夜バイトまでして・・・。
朝の太陽の大切さを感じつつ、出勤する疲れたサラリーマンを横目で見て、何とも言えない優越感に浸る。
このころまで、夜更かしは無条件で楽しかった。
それが社会人になってからは、「残業」「〆切」という恐ろしい言葉。
もっと恐ろしいのが「次の日にシゴトがあるから」という状況。
夜更かしが楽しくないものもあることを知った。
でも、夜更かしは楽しい。
つらいことを知っているからこそ、逆に楽しさが倍増しているとも思う。
「夜更かし」したくなるほど、時が流れるのが惜しいと思う大切な瞬間(とき)があることを知ってしまったからかもしれないが。








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