「Wilderness First-Aid(以下WFA)全員合格」という結果には正直びっくりしました。
自分自身が、テストの出来があまり良くなかったこともありますが、それ以外に、僕と同じグループの「K」という日本人の合格したからです。
というのも、彼の「合格」までの道のりは、他の誰よりも山ありだったからです。
始まる前、彼はこの「WFA」に全く興味をもってなく、
「受けんでもええかなぁ」
といっていました。
そんな彼が、
「これ受けなあかんのちゃうん!!」
と変わる出来事がありました。
それは、彼がこのSemesters終了後に、「カナダでガイドをしたい」という思いがあり、前日の日にYamでガイドをしている人に、
「この資格絶対とっておいたほうがいいよ。給料にも関係するし・・・」
と言われたからです。
その会話を境に彼の目が変わったように思いました・・・。
それから5日間。
僕たちは、彼が積極的に一番前の席に座って講師のはなしにも耳を傾け、毎日聞くと
「おもしろい!!」
と答えている姿を見て、
「やるなぁ。今の調子やったら俺が取り残されとんちゃうか・・・」
などと思いつつみていました。
が、この「おもしろい!!」という言葉には裏があったんです。
5日目。
夜いつものように勉強していると、いつも宿題を程々に済ませて寝ているKが
「これどういうこと??」
と聞いてきました。
誰もが「これめずらしい・・・」と思いつつ
で、「え。それは・・・。」と教えていると、どんどん基礎の所に戻っていくではないですか。
「え〜!!お前こんなこともわかってなかったか!!それで、授業中案なり理解してたんか??」
と聞くと、
「う〜ん。たまに聞き取れる自分が気持ちよかったらうなずいていたんだ。それに今までわかってるとは言ってないやろ。」
「・・・・そうか。」
「もう授業の内容もわからんしとらんでもええかなぁって思っててん。」
「まだ間に合うって。これからがんばようや。」
「・・・うん。やってみるわ。」
この日を境に彼への特訓の日々が始まりました。
基本的なことから問題を作って彼に出したり、翻訳したノートを彼に貸したリと。
特に最後の3日間は特訓でした。
2日くらいは朝の5時まで勉強してましたし・・・。
そんなこんなで当日の試験を迎え結果は「全員合格!」
さらに、なんとKが「日本人最高得点」をとったではありませんか。
ただ、この結果に日本人の誰もが納得しませんでした。
というのも、試験は、英語力の落ちる日本人5人が別室に集められて、講師が一問ずつ問題の意味を説明してくれながらやっていたからなんです。
そこで、彼はいつも本当に基本的で、講師も驚くような質問を連発していたました。
例えば
「僕は、たぶん答えはこの2つのうちどっちかやと思うんですが?どうですか??」
とか。
「そんな彼が、最高点を取れるはずがない!!」
そこで、終ったあとに聞いてみると、
「え、いつも両横の答えを見て自分の答えをマークしてた・・・。」
「え〜。そんなことしてたんか!!」
資格を取り、認定証をもらってもたのでもう時効なんやろうけども・・・。
「こいつは大物になるんちゃうかなぁ」
と思ってしまいました。
今度、3年後彼が自力で更新するのかが楽しみです。(その前にもう受けへんかも・・・って言ってましたが。)
Recent Comments